中学生のための国語のおすすめ50冊

火星に住むつもりです ~二酸化炭素が地球を救う~

火星に住むつもりです ~二酸化炭素が地球を救う~

説明文

光文社

村木 風海

「二酸化炭素をどんどん活用するぞ」21歳、化学者の挑戦です。

 「火星は95%が二酸化炭素。これを有効活用すれば火星に住めるだろう。」

 作者の村木さんは、小学校4年生から二酸化炭素に恋をし、研究してきた化学者です。2030年までに世界中で取り組む国際目標SDGsがありますが、この本は、2030年に起きること、さらに2050年に起きることを、イラストと分かりやすい説明で解説してくれます。地球のピンチがそこまで来ている! 村木さんは地球温暖化と切っても切れない関係にある二酸化炭素を、自ら発明した装置「ひやっしー」で集めて問題解決しようとします。そのアイディアをぜひ一度読んでみてください。

 また、二酸化炭素をどのように活用するかや、燃料化の新しいアイディア、化学反応についての解説を読めば、これからの未来が想像できてわくわくすることでしょう。エコバッグ、マイ箸、電気自動車はどの程度使えば地球にとってエコなのかという内容も、問題形式で楽しく学べます。二酸化炭素を使った未来の地球を一緒に考えてみませんか?(Oさん)